猿のごとく俊敏な動きで相手を翻弄する突き打ち、掌、蹴り、掛けなんでもござれの万能武術通背拳の本です。

通背拳自体かなりコアな武術で武術書もかなり少ないので本場武術の貴重な資料としても使えます。

常松氏は幼い頃中国残留孤児であり、常松氏の父がシベリアから引き上げる際一緒に帰ろうとしたが体力が無いためとりあえず中国の子供のいない家に預けられたそうな。
そこで様々な武術を体得し日本に帰国したという経歴の持ち主で氏の武術は本場の武術そのものであるためこの本を読めば本場中国武術の何たるかが分かるようになっています。
考え方などもとても参考になりました。

実際自分も基本をやりましたがやはり良いです。
動きの幅が広がります、その時々で多様な技を巧みに使う型があるのでかなり勉強になりました。

本場の武術を体得したい武術家諸兄、中国武術に憧れ本場通背拳を体得したい方、なんか本格的な護身術が学びたい方、漫画の資料や漫画(鉄拳チンミ等)で通背拳を知り実際どういうものか触れてみたい方、是非オススメの一冊です。
市場にもあまり出回っていないため、これは自信を持ってオススメできる本当に良い逸品です。

是非この機会にご検討されてみては如何でしょう。